なぜロードバイクではなくミニベロを選んだのか |  忙しい40代が「続く自転車」を探した結果テスト

車の荷室にミニベロを積み、走り出す準備をする男性の様子

このブログ「ミニグラ」は、忙しい40代が無理なく自転車を楽しみ続けるための体験ログです。

これまで、安価なクロスバイクで外を走ったり、Wahoo KICKR Coreを使ったインドアサイクルを試したりと、自転車を「続けよう」と何度も挑戦してきました。ただ、どれも悪くはないものの、生活にうまくハマらず、長くは続きませんでした。

そんな中で出会ったのが、ミニベロという選択肢です。室内保管ができて、車に積んで走りたい場所へ行ける。速さや距離よりも、「また乗ろう」と思えることを重視した結果でした。

このブログでは、ミニベロやミニベログラベルの実走データ、車載や室内保管の工夫、40代の運動としてどうだったかを、正直に記録していきます。

同じように、自転車が続かなかった人の参考になれば嬉しいです。

ロードバイクに憧れたが、現実では続かなかった理由

一本道に停められた自転車と、遠くを走る人物の後ろ姿
走ることはできた。でも、習慣にはならなかった

これまで外で乗っていた自転車は、高価なロードバイクではなく、約2万円のクロスバイクでした。いわゆるルック車と呼ばれるタイプで、性能を突き詰めたものではありませんが、運動目的で乗るには十分だと感じていました。

当時は、週に何度か20km前後を走る習慣があり、一度だけですが100km走ったこともあります。距離を伸ばせた達成感や、走り切ったあとの疲労感は今でもよく覚えています。ただ、その経験が「自転車が趣味として定着したか」というと、正直そうではありませんでした。

しばらくは乗り続けても、仕事が忙しくなったり、天候が悪かったりすると間が空いてしまい、気づけば年単位でやめている。そんなことを何度も繰り返していました。自転車そのものが嫌いになったわけではありませんが、「続ける」という点では、自分の生活にうまくはまらなかったのだと思います。

ロードバイクに憧れたこともあります。速く走ることや、距離を伸ばすことには魅力を感じていました。ただ、装備や保管、乗るための準備まで含めて考えると、当時の自分には少しハードルが高かったのも事実です。結果として、自転車に乗ることが楽しみよりも義務に近くなり、自然と遠ざかっていきました。

振り返ると、ガチ勢になりたかったわけでも、競技的な走りを求めていたわけでもありません。ただ、体を動かす手段として自転車を取り入れたかっただけでした。その目的に対して、当時の選択や環境が噛み合っていなかった。それが「続かなかった」一番の理由だと、今では感じています。

マンション暮らしで自転車を持つことのストレス

マンションの屋外駐輪場に置かれた自転車の風景
自転車を「置いておくだけ」で、少しずつ増えていく負担

マンション暮らしで自転車を所有することには、想像以上に細かいストレスがありました。一番わかりやすいのは、駐輪場に置いておくだけで汚れてしまうことです。特別に大切に扱っているつもりがなくても、屋外に置けばホコリをかぶり、雨や湿気の影響も受けます。久しぶりに乗ろうとすると、まず掃除から始めなければならない。そのひと手間が、思っている以上に気持ちを削いでいました。

盗難の心配も常につきまといます。高価なロードバイクでなくても、自転車が盗まれる可能性はゼロではありません。鍵をかけていても完全に安心できるわけではなく、乗っていない期間が長くなるほど、「大丈夫だろうか」と気になるようになりました。この感覚は、所有しているだけで生まれるストレスだと思います。

さらに厄介だったのは、乗れない期間が続いたときの心理的な負担です。仕事が忙しくて数週間乗れないだけで、「せっかく持っているのに活用できていない」という気持ちが強くなります。自転車自体は好きなのに、乗れていない現実がプレッシャーになる。この状態になると、自転車は趣味ではなく、管理すべきモノに近い存在になっていました。

結果として、自転車に乗る頻度が下がるほど、持っていること自体が重荷に感じられるようになっていきました。決して大げさな問題ではありませんが、こうした小さなストレスが積み重なることで、「今日はやめておこう」が増えていったのだと思います。

今振り返ると、当時の自分にとっての課題は、走行性能やスピードではありませんでした。マンション暮らしの中で、自転車をどう管理し、どう付き合うか。その視点が抜け落ちていたことが、続かなかった理由のひとつだったと感じています。

ミニベロなら「室内保管できる」と気づいたこと

室内に置かれたミニベロ
部屋に置けたことで、自転車との距離が一気に縮まった

ミニベロを検討するようになって、一番大きかった気づきは室内保管という選択肢でした。それまで自転車は屋外に置くものだと、どこかで当たり前のように考えていたのだと思います。

実際にミニベロを部屋に置けると分かったとき、管理に対する感覚が一気に変わりました。汚れを気にしなくていい。雨や湿気の影響を受けない。盗難の心配もしなくて済む。こうした要素が積み重なり、自転車を持つこと自体のストレスが大きく減りました。

さらに意外だったのは、自転車が常に視界に入ることの効果です。部屋の隅に置いてあるだけで、「今日は少し乗ろうかな」と自然に思えるようになりました。乗らない日が続いても、罪悪感よりも距離感の近さが勝つ。この感覚は、屋外保管では得られなかったものです。

準備の手間が減ったことも大きな変化でした。外に出て、鍵を外して、汚れを確認してから走り出す。その一連の流れがなくなり、思い立ったときにすぐ乗れるようになりました。結果として、自転車に乗るまでの心理的なハードルが確実に下がったと感じています。

この時点で、自分にとって重要なのは走行性能やスピードではなく、「どう管理できるか」「どう付き合えるか」なのだと、はっきり意識するようになりました。ミニベロは、その前提を満たしてくれる自転車だったのだと思います。

車に積める自転車という選択肢が一気に世界を広げた

車のスライドドアを開け、荷室にミニベロを積んだ状態
走る場所を選べるようになっただけで、自転車は一気に自由になった

ミニベロを選んだ理由の中で、もう一つ大きかったのが、車に積めるという点でした。
自転車に乗ること自体は好きでも、走り出すまでの道のりが街中だと、それだけで気持ちが削がれることがあります。信号が多く、交通量も多い。ようやく気持ちよく走れる場所に着く頃には、少し疲れてしまっている。そう感じることが何度もありました。

そこで発想が変わりました。最初から走りたい場所まで車で行けばいい
ミニベロなら、それが現実的です。実際、シエンタの荷室に積むことも難しくありませんでした。自転車を車に積んで移動し、気持ちのいい道だけを走る。このスタイルに変えたことで、自転車に対するハードルが一気に下がりました。

特に大きかったのは、「今日はどこを走ろうか」という選択肢が増えたことです。
近所を無理に走る必要がなくなり、河川敷や郊外の道など、自分が気持ちいいと感じる場所を選べるようになりました。これは、単に便利というだけでなく、走ること自体の質を変えてくれたと思います。

自転車は、走っている時間だけが体験ではありません。どこへ行き、どんな道を走るか。その前段階まで含めて楽しめるかどうかが、続けられるかどうかに直結します。車に積めるミニベロという選択肢は、その点で非常に相性が良いものでした。

この考え方に気づいてから、自転車は「家の周りを走るもの」ではなく、「走りたい場所で楽しむもの」に変わりました。それだけで、自転車との付き合い方が大きく変わったと感じています。

Tern Link A7を買って「ミニベロは走らない」という先入観が壊れた

住宅街の道をミニベロで走る人物の後ろ姿
実際に走ってみて、「走らない」という思い込みが消えた

ミニベロに対して最初にあったのは、正直なところ「タイヤが小さい=走らない」という先入観でした。ロードバイクやクロスバイクの経験があると、どうしてもホイールサイズの小ささが不利に思えてしまいます。スピードが出にくく、長く走るのは大変なのではないか。購入前は、そんなイメージを持っていました。

ところが、Tern Link A7に実際に乗ってみると、その印象はすぐに変わりました。走り出しが軽く、街中のストップアンドゴーでも扱いやすい。巡航速度も思っていたより落ちず、普通に走っている分には「走らない」と感じる場面はほとんどありませんでした。ミニベロ特有の軽快さが、日常の移動や短〜中距離の運動と相性がいいと感じました。

以前乗っていた約2万円のクロスバイクと比べても、体感として大きな差はありませんでした。もちろん、路面の荒れた場所や高速巡航では違いはありますが、街乗りや運動目的で走る分には、不満を覚えるほどではありません。むしろ、取り回しの良さや気軽さを考えると、Link A7のほうが使いやすい場面も多かったです。

特に「今日は少し体を動かしたい」という日常の運動用途では、十分すぎる性能だと感じました。長距離を速く走ることを前提にしなければ、ミニベロだから不利という場面は意外と少ない。気負わずに乗れて、必要な分だけ走れる。この感覚は、続けるうえでかなり重要でした。ここで自分の中の評価軸がはっきりしました。Tern Link A7は高性能なスポーツバイクではありません。ただ、日常使いと運動を両立するという目的に対しては、必要十分な性能を持っている。ミニベロは走らないという思い込みは、この一台で完全に崩れたと思います。

インドアサイクルも試したが、求めていた答えではなかった

室内でロードバイクをスマートトレーナーに設置し、画面を見つめる人物
運動としては正しかった。でも、続けたい理由にはならなかった

外を走る自転車が続かなかった一方で、完全に運動をやめたわけではありません。体を動かす必要性は感じていたので、別の形で続けられないかと考え、インドアサイクルにも取り組みました。

使っているのは、wahoo KICKR CORE と GIANT のロードバイクを組み合わせた構成です。時間が取れない日や天候が悪い日を中心に、たまに乗る形で続けてきました。室内で完結するため準備は楽で、思い立ったときに始められるのは大きな利点です。

インドアサイクルの良さは、心拍数や出力を管理しながら運動できる点にあります。一定の負荷をかけやすく、体調や目的に合わせて強度を調整できる。運動としての効率は高く、ダイエットや体力維持という観点では、かなり優秀だと感じました。

また、天候や時間に左右されないのも大きなメリットです。外が雨でも夜遅くても関係なく、生活リズムに合わせて続けられる。この安定感は、忙しい時期には特に助かりました。

ただ、続けるうえで引っかかった部分もあります。風を切る感覚がないこと、走った実感が得にくいこと、楽しさが続きにくいこと。どれだけ数値が伸びても、実際にどこかを走ったという感覚は得られませんでした。

結果として感じたのは、インドアサイクルは「運動としては正解」でも、「趣味としては続きにくかった」ということです。効率は良いが、気持ちが前向きに動き続けるかという点では、外を走る自転車とは役割が違う。自分が求めていたのは、数字だけではなく、走る体験そのものだったのだと思います。

ミニベログラベルという考え方を知り、選択肢が増えた

未舗装路に停められたミニベロARAYA CX-Mと自然の風景
走れる道が増えただけで、自転車の楽しみ方が変わった

ミニベロに乗り始めてから、もう少し走れる場所を広げたいと考えるようになりました。舗装路だけでなく、河川敷や砂利道のような未舗装路にも興味が出てきたのがきっかけです。もともとオフロード的な走りに惹かれる部分があり、ハンターカブに乗っていた経験も、その感覚につながっていました。

そんな中で知ったのが、ミニベログラベルという考え方です。ミニベロは街乗り専用というイメージが強かったのですが、タイヤ幅やジオメトリを工夫することで、未舗装路も走れるモデルがあると分かりました。ミニベロでも走れる場所は思っていたより広い。その事実だけで、選択肢が一気に増えた感覚がありました。

調べていく中で目に入ったのが、ARAYA CX-Mというミニベログラベルでした。ミニベロでありながら、砂利道や林道を走っている人もいて、「これなら自分のやりたい走りに合いそうだ」と強く惹かれました。ただ、CX-Mはすでに廃盤となっており、中古でしか手に入らないモデルです。状態の良い個体は少なく、価格が上がっているものもあり、現実的には簡単に選べる存在ではありませんでした。

手に入らないと分かると、余計に気になるのが人の性です。毎日のように中古情報をチェックしながら、ミニベロで未舗装路を走るというイメージだけがどんどん膨らんでいきました。この時点で、自分が求めているのは速さではなく、走れる場所の自由度なのだと、はっきり意識するようになったと思います。

ミニベログラベルという選択肢を知ったことで、ミニベロは単なる街乗り用の自転車ではなくなりました。舗装路も走れて、気になった脇道にも入れる。その柔軟さが、自分の中で大きな魅力になっていきました。自転車を「どこまで速く走れるか」ではなく、どこまで走れるかで考えるようになったのは、この頃からです。

速さより「続けられるかどうか」を重視するようになった

緑に囲まれたカーブの道をミニベロで走る人物の後ろ姿
速さを追わなくなったことで、自転車は日常に戻ってきた

ミニベロに乗るようになってから、自分の中で自転車の基準がはっきり変わりました。以前は、どれくらい速く走れるか、どれくらいの距離を走れるかを気にしていたと思います。ですが今は、どれだけ無理なく続けられるかのほうが、はるかに重要だと感じています。

走るときに意識しているのは、平均速度と心拍数です。スピードはサイクルコンピューターで常に確認し、平均で18〜20km/hくらいを目安にしています。速すぎず、遅すぎず、会話はできないが追い込まれすぎない。そのくらいのペースが、一番長く続けやすいと感じています。

心拍数はApple Watchで計測しています。息が上がりすぎない範囲で一定の負荷をかけることで、翌日に疲れを残しにくくなりました。以前のように「今日は頑張りすぎたから、しばらく乗らなくていいや」という状態にならないのは、この管理のおかげだと思います。

ここで大きいのは、ミニベロという存在が、この考え方と相性がいいことです。ミニベロは速さを競う自転車ではありません。ですが、日常の移動や軽い運動としては十分な性能があります。気負わずに乗れて、必要以上に自分を追い込まなくていい。そのバランスが、結果として乗る頻度を安定させてくれました。

自転車を続けるうえで大切なのは、一回一回の満足度よりも、次にまた乗ろうと思えるかどうかです。ミニベロは、その判断を毎回プラスにしてくれる存在でした。速さを追い求めるのをやめたことで、自転車は再び生活の中に戻ってきたと感じています。

今の結論|ミニベロは「続かなかった自分」に合っていた

山道の脇に停められた2台のミニベロと、景色を眺める人物
無理に変わらなくても、続く形は見つけられた

ここまで振り返ってみると、ロードバイクが悪かったわけでも、インドアサイクルが間違っていたわけでもありませんでした。どれも合理的で、性能的にも優れた選択肢だったと思います。ただ、自分の生活や性格には合っていなかった。それだけのことだったのだと思います。

ミニベロにしてから変わったのは、走行性能ではなく、自転車との距離感でした。室内に置けて、管理が楽で、車に積んで走りたい場所へ行ける。速さや距離を意識しすぎなくても、自然に乗る気になる。この積み重ねが、結果として続く形を作ってくれました。

特別なことをしている感覚はありません。毎回ロングライドをするわけでもなく、記録を更新し続けるわけでもない。それでも、気づけば自転車が生活の中に残っている。この状態こそが、今の自分にとっての正解だったのだと思います。

ミニベロは万能な自転車ではありません。ただ、スピード や パフォーマンス を最優先しない人にとっては、とても現実的な選択肢です。自転車が続かなかった経験がある人ほど、その良さは分かりやすいはずです。

このブログでは、ミニベロやミニベログラベルを使った実走の記録、車載や室内保管の工夫、ダイエットや運動としてどうだったかを、これからも淡々と書いていきます。誰かの正解をなぞるのではなく、自分の生活に合うかどうかという視点で、自転車を考えるきっかけになれば嬉しいです。

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このブログの開設は2026年1月なので、まだ全然記事がないですが・・・

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